2020年はコロナ禍中での親の介護に振り回された年でした。そんな中で、『キャーッ! みんなの怪談』(成美堂出版)に創作短編を掲載していただけたことと、『愛と癒やしの童話タロット』を自費出版したことは大きな喜びとなりました。自費出版のほうは大赤字なのですが、その点には目をつぶって。

 愛と癒やしの童話タロット

前回の「星の物語」に書きました通り、これから風の時代に入っていきます。お金や品物、土地などにかわって、情報やネットワーク、コミュニケーション、知性や知識などが世の中を動かす力になっていきます(と西洋占星術では考えます)。

実際に、貨幣から電子マネーへ、所有からシェアやリースへ、場所に固定された電話から動き回る人間が携帯する電話へ……といった具合に、私たちは変化の流れを体験している真っ最中です。もっと軽やかに、しなやかに、センスや能力を活かして、誰もがいきいきと活躍できる時代がやってくるといいですね。

 

AIやロボットも風の時代っぽいアイテムですが、いずれ人間はAI(人工知能)に仕事を奪われるという話を見聞きすることがあります。ひと昔前は、そんなふうにロボットやAIを警戒するのは海外の人が多く、日本ではロボットやAIを歓迎する人が多かったように思います。

私なども、科学技術は人を助けるものであって、仕事であれ何であれ、人から大切なものややりたいことを奪うものではないと信じているところがあります。私の場合は小さいころに『鉄腕アトム』や『ドラえもん』に触れたことが大きかったかな。幼少期に「ロボットは友だち」という概念が刷り込まれたのですね。

就学前に住んでいたのは山手線の池袋駅の近くでしたが、電話や内風呂がない家もざらで、まだまだ暮らしは不便でした。そんなこともあって、一定以上の年齢の日本人には、手放しで科学や技術の進歩を歓迎する部分があったと思います。

 

そんなことを考えたせいか、こんな本を読んでみました。

『タイタン』野崎まど(講談社)

タイタン
AIが人の暮らしを管理し、守っている近未来。ほとんどの人間は仕事から解放されて、楽しく遊び暮らしている。しかし、AIだって運用するのは人間だし、不具合が起こったら対応するのも人間。AI「タイタン」が不調になったとき、心理学を趣味としている内匠成果に「仕事を頼みたい」という依頼が来て……。仕事を通して築かれる絆についてや、人はなぜ仕事をするのか、なんてことを考えちゃいます。

 

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』デボラ・インストール(小学館)

タング
舞台は近未来のイギリス。アンドロイドが家事をやってくれるのが当たり前になっている。ある日、ベンの家の庭に、壊れかけた旧型ロボットのタングが迷い込んできた。いろいろと行き詰まっているベンはポンコツロボットに感じるものがあって、ふたり(?)でタングを「生かす」ための旅に出る。タング、かわいい。

 

私、仕事は好きなので、自分の手でやり続けたい。でも、家事はロボットでもアンドロイドでもいいので、代わりにやってほしいと思います。

それはさておき、この冬は、こんな本を読む予定です。

 

『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』宮部みゆき

『エリック』ショーン・タン

『吸血鬼飼育法』都築道夫

『バベル九朔』万城目学

『隣のずこずこ』柿村将彦

『約束のネバーランド』白井カイウ・出水ぽすか

『BEASTERS』板垣巴留

 

宮部みゆきさん大好きなんです。今一番のお気に入りは三島屋シリーズ。シリーズ2の『あんじゅう』は南伸坊さんの挿絵もかわいくて好き。

『隣の~』は、こちらも大好きな萩尾望都さん絶賛のファンタジーだそうでワクワク。

『約ネバ』はネバーランドと大人になれない子どもたちの組み合わせからピーター・パンを連想し、エマたちが真実に気づくきっかけになったコニーが持っていたうさぎのぬいぐるみ、リトルバーニーの蝶ネクタイ(リボン?)の真ん中が時計柄(だと思う)であることから不思議の国のアリスを連想しながら引き込まれていった漫画です。プラントから逃げ出すところまでは読んだのですが、続きも読まねば。

 

2021年の年運も書いてみましたので、そちらもご覧くださいね。

本年も、息も絶え絶えなブログにおつき合いくださいまして、誠にありがとうございました。

皆さま、どうぞ健やかで、よいお年をお迎えくださいませ。